副業でキャリアアップ!PMOが案件獲得する方法と必須スキルまとめ

最近は副業が一般化してきたこともあり、副業を許可する企業が徐々に増えてきましたね。PMOとして副業を始めることは、自社以外のナレッジや知識が獲得できるという点において、キャリアアップに直結します。本記事では、PMOとして副業をするための方法と必須スキルについてまとめたいと思います。

ぜひ本記事の内容をマスターして、スキルもお金も充実させましょう!

PMOにとっての副業とは

そもそも、副業は何のためにするのでしょうか?副業を通じて、異なる業界やプロジェクトに参加することで、幅広い経験を積むことができます。例えば、金融業界をメインで担当しているPMOが小売業界のプロジェクトに関わることで、まったく新しい知見や技術を得ることが出来、本業に活かせるスキルを得ることができます。

また、副業は収入源を増やす手段としても有効です。特にPMOの役割は、プロジェクトの進行管理やリソースの最適化といった重要な業務を担当するため、高い報酬が期待できます。さらに、PMOはクライアントとの密なコミュニケーションが求められるため、人脈を広げる機会にも恵まれます。

一方で、PMOはエンジニアと比べると副業がしにくいという点があります。それは、職務性質上、日中の会議への参加が多かったり、クライアント先で作業することが求められる点です。エンジニアであれば帰宅後の夜や土日にまとめてコーディングすることが出来ますが、PMOの場合は、クライアントによっては日中の稼働が必要不可欠になるケースが多いです。そのため、どうしても本業側との調整が発生してしまうことが多いです。

ただし、最近では副業メンバーのみで構成されたベンチャーなども増えてきているため、PMOでも本業を考慮した働き方ができるケースが増えてはきています(それでも絶対数は少ないです)。

上記のような難しさはあれど、副業を通じて新たなスキルを習得し、キャリアアップを目指すことで、将来的に独立やフリーランスとしての道も開かれます。PMOとしての経験を積み重ねることが、あなたのキャリアにどのように貢献するかを考えると、今すぐにでも副業を始める価値があります。

PMO副業で必要なスキルと資格の確認

PMOとして副業をするにはスキル・経験と資格の両方が求められます。どちらも必要不可欠ですが、後述のようにPMPのような高難易度の資格を保持していると、目に留まりやすいので、決まりやすくはなると考えられます。やはりPMO関連の副業は絶対数が圧倒的に少ないうえに、応募者は非常に多いため、如何に目立つか、が非常に重要となります。

スキル・経験

PMOとして副業を成功させるためには、特定のスキルや資格が求められます。まず、プロジェクト管理の基礎知識は必須です。プロジェクト全体を俯瞰し、進捗状況を把握し、適切なリソースを割り当てる能力が重要です。具体的には、以下のスキルが求められます。

  • スケジュール管理:プロジェクトの進行を計画し、期限内に完了するよう調整する能力。
  • リスク管理:プロジェクトに潜むリスクを予測し、対応策を講じる能力。
  • コミュニケーション能力:チームやクライアントと円滑にコミュニケーションを取る能力。
  • ベンダーコントロールのスキルや経験:PMOが関わるプロジェクトでは、複数のITベンダーが入っていることも多いです。そうした他社をうまくコントロールし、調整するスキルが求められます。
  • 資料作成スキル:複業なので時間が多く取れないことが想定されるため、以下に短い時間でスピード感をもってわかりやすい資料を作成できるスキルがあるか、が求められます。

資格

また、プロジェクト管理の資格として有名なのが、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)やP2Pです。これらの資格は、プロジェクト管理の知識を体系的に学び、実務に活かすための指針となります。特に、PMPは国際的に認知されており、取得することで信頼性が向上します。

さらに、IT関連の知識やスキルもPMOとしての業務において役立ちます。具体的には、システム開発やデータ管理の基本的な知識、ツールの使い方(例:JIRA、Trelloなど)が挙げられます。これらのスキルを磨くことで、より多くの副業案件に対応できるようになります。

PMOが副業案件を獲得するための具体的なステップ

PMOとして副業案件を獲得するためには、以下のステップを踏むことが効果的です。

  1. スキルシートの作成
    まず、自身のスキルや経験をまとめたスキルシートを作成しましょう。スキルシートには、これまで携わったプロジェクトの内容や役割、得意とするスキルを明確に記載します。また、具体的な成果や数字を入れることで、信頼性が高まります。
  2. 案件探し
    次に、副業案件を探します。WebサイトやSNSを活用して、PMO関連の副業案件をリサーチします。最近では、業務委託会社が増えているため、そこを通じて案件を探すのも一つの方法です。業務委託会社は、PMOとしての専門性を持つ人材を求めているため、案件の見つけやすさが特徴です。
  3. ネットワーキング
    副業案件を獲得するためには、人脈作りも欠かせません。業界のイベントやセミナーに参加し、同業者やクライアントとのつながりを築くことが重要です。また、SNSを活用して自身の活動を発信することで、案件のオファーを受けるチャンスが増えます。
  4. 面談の準備
    案件に応募した後は、クライアントとの面談が待っています。面談では、自身のスキルや経験をアピールすることが求められます。また、クライアントのニーズを理解し、それに応えるための提案をすることも大切です。
  5. 契約の締結
    最終的に、契約を締結します。契約書には、業務内容や報酬、納期などが明記されていますので、内容を十分に確認しましょう。特に、報酬の支払い条件や納期に関する条項は、後々のトラブルを避けるためにも注意が必要です。

これらのステップを踏むことで、PMOとしての副業案件を効率よく獲得できるでしょう。

副業PMOの働き方:テレワークやフレックス活用法

PMOとして副業を行う際、働き方の選択肢も重要な要素です。特に、PMOの業務はクライアントとの打ち合わせが頻繁に発生するため、日中に稼働することが求められる場合が多くあります。そのため、テレワークやフレックス制度を活用することが、仕事とプライベートのバランスを取る上で非常に有効です。

テレワークは、自宅や好きな場所で仕事ができるため、通勤時間を削減し、効率的に業務を進めることができます。また、クライアントとの打ち合わせもオンラインで行うことで、場所を選ばずに仕事が可能です。一方、フレックス制度を利用すれば、自分の都合に合わせて働く時間を調整することができるため、副業との両立がしやすくなります。

例えば、日中にクライアントとの打ち合わせを行い、夜間や土日に自分のペースで作業を進めることが可能です。これにより、本業と副業のバランスを取りながら、効率的に業務をこなすことができます。

また、WEB系の案件であれば、夜間や土日の対応が可能な場合もあります。特に、PM補佐の形でプロジェクトに参加するケースでは、日中以外の時間帯に働くことができるため、柔軟な働き方が可能です。

このように、テレワークやフレックス制度を上手く活用することで、副業としてのPMO業務を効率よく進めることができるのです。

スキルシートを強化してPMO副業案件を勝ち取ろう!

副業としてPMO案件を獲得するためには、スキルシートの充実が不可欠です。スキルシートは、あなたのスキルや経験を示す「名刺」のようなものであり、クライアントにあなたの価値をアピールする重要なツールです。

まず、スキルシートには以下の情報を含めると効果的です。

  • プロジェクトの概要:どのようなプロジェクトに参加したか、その目的や規模を記載。
  • 役割と責任:プロジェクト内での具体的な役割や責任を明記。
  • 達成した成果:プロジェクトを通じて達成した具体的な成果や貢献を示す。
  • 使用したスキル:プロジェクトで使用したスキルやツール、技術をリストアップ。

これらを明確に記載することで、クライアントはあなたがどのようなプロジェクトでどのような貢献をしてきたかを一目で理解することができます。具体的な成果や数字を盛り込むことで、より信頼性の高いスキルシートを作成できます。

スキルシート作成のポイント

  1. プロジェクトの詳細を具体的に記載
    プロジェクトの目的や背景、どのような課題を解決するためにプロジェクトが進められたのかを具体的に記載します。例えば、「企業の新規システム導入プロジェクトにおいて、PMOとしてプロジェクトの全体管理を担当しました」といった詳細な説明が求められます。
  2. 自分の役割と責任を明確にする
    プロジェクト内での役割を明確に記載し、具体的にどのような責任を負っていたかを説明します。例えば、「進捗管理、リスク管理、チーム間のコミュニケーション調整を担当しました」と記載することで、あなたの貢献度が一目瞭然となります。
  3. 成果を数値で表す
    可能な限り、成果を具体的な数値で表現します。例えば、「プロジェクトを予定より2週間早く完了させ、コストを10%削減しました」といった形で、成果を数字で示すことで、クライアントに具体的なイメージを与えることができます。
  4. 使用したスキルやツールをリストアップ
    プロジェクトで使用したスキルやツールを一覧にして記載します。例えば、「JIRAを使用してプロジェクト管理を行い、リスク分析にはExcelを活用しました」といった形で、具体的にどのようなツールやスキルを使ったかを明記すると良いでしょう。

スキルシートのテンプレート例

項目内容
プロジェクト名新規システム導入プロジェクト
期間2023年4月〜2023年9月
役割PMO
担当業務進捗管理、リスク管理、コミュニケーション調整
成果予定より2週間早く完了、コスト10%削減
使用スキル・ツールJIRA、Excel

このようなスキルシートを作成することで、あなたがどれほど有能なPMOであるかをクライアントに示すことができます。しっかりと作り込んだスキルシートは、案件獲得の大きな武器となるでしょう。

おすすめ副業サイト

副業を探す方法は大きく2つあります。1つは、クラウドワークスやランサーズなどで個人で受注すること。もう一つは、複業クラウドやりモグなどのサービスを使って案件を獲得することです。前者については、エンジニアであれば住中しやすいのですが、残念ながらPMOは案件の絶対数が少なく、また案件があった場合も競争倍率が激しいためおすすめしません。ここでは、後者のようなマッチングサービスを中心に記載します。

結論として、僕が使ってみて一番案件が決まったのはズバリ、複業クラウドでした!得意分野やスキルによって使い分けは必要かもしれませんが、まずは複業クラウドで案件を探せば間違いないと思います!

おすすめ1:複業クラウド

おすすめ2:SOKUDAN

おすすめ3:Remogu(リモグ)

案件数は非常に多いのですが、一方で応募者が多いのか、担当者の対応が悪いのか、まったくと言っていいほど案件が決まりません。ほぼ99%見送りになります。そのため、他の2つのサービスに比べると、受かればいいか、くらいの気持ちで応募した方が精神衛生上良いかと思います。

僕は複業クラウドで5つほど案件が決まったのですが、Remoguでは100件近く応募して1件も決まっていません。いわゆる、「釣り案件」が多数あるのではないかと疑っています。

最後に

この記事では、副業としてPMOを始める際に知っておくべきポイントと、案件を獲得するための具体的な方法について詳しく解説しました。PMOの副業は、キャリアアップや収入源の多様化に役立つだけでなく、新たなスキルを習得し、自身の市場価値を高める絶好のチャンスです。適切なスキルと知識を身に付け、効率的な働き方を心掛けることで、あなたもPMOとして副業の成功を収めることができるでしょう。

最後に、スキルシートをしっかりと作り込むことが、副業案件を獲得するための鍵です。これを機に、ぜひスキルシートの内容を見直し、さらなる飛躍を目指してください。あなたの成功をお祈りいたします。

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