ダメなPMOの4つの特徴|管理を増やすだけの人にならない改善策

機能しないPMOは、管理表や会議を増やしているのに、プロジェクトの判断を速くできていません。問題は「PMOがいること」ではなく、管理の目的と使い方がずれていることです。
Contents
特徴1:情報を集めるだけで、判断につなげない
進捗率や課題数を集めても、どこに影響が出るのか、何を決める必要があるのかが示されなければ、報告は増えるだけです。
改善策
報告には「事実」「影響」「必要な判断」「期限」をセットで書きます。経営層、PM、チームで必要な粒度が違うため、同じ表を全員へ配るだけにしないことも重要です。
特徴2:目的が曖昧な会議と資料を増やす
定例だから開催する、前回と同じ資料を更新する、という状態では工数だけが増えます。会議ごとに共有・相談・決定のどれが目的かを決めます。
改善策
決めることがない会議は非同期共有へ変えます。資料は、誰が何を判断するために使うかを明記し、使われない項目を減らします。
特徴3:リスクと課題を登録して終わる
課題表に項目が並んでいても、担当者、期限、対応方針がなければ前に進みません。更新日だけを変える運用は、問題の先送りを見えにくくします。
改善策
課題には影響、優先度、担当者、期限、次の行動を設定します。長期間動かない項目は、担当者ではなく意思決定者へエスカレーションします。
特徴4:現場の負荷を見ずにルールを押しつける
管理項目を増やすほど精度が上がるとは限りません。現場が更新できない表は、古い情報を増やし、かえって判断を遅らせます。
改善策
必要な情報を最小限にし、既存ツールから自動取得できるものは手入力させないようにします。ルール導入後は、更新工数と利用状況を確認して見直します。
PMO自身を点検する4つの質問
- この資料で誰が何を決めたか
- この会議を止めると何が困るか
- 課題の次の行動と期限が明確か
- 管理のために現場へどれだけ追加作業を求めているか
まとめ
ダメなPMOを避ける鍵は、管理量ではなく意思決定への貢献です。まず、毎週更新している資料を一つ選び、「誰が何を判断するためのものか」を1文で書けるか確認してください。
